金子監督と映画。それでも私は映画を撮る
子ども時代に、指遊びで物語を作り、兄弟に気持ち悪がられたことや、髪の毛を切りすぎた反動で中学、高校と所属していたバスケットボールに再挑戦したり、自作の小説を教えてくれたりと話せば、話すほど自分のことをさらけ出してくれる金子監督。「どうせ死ぬので恥ずかしさはあまりない」と答えてくれた。
家族は他人
そんな監督は家族との関係もはっきりと言い放つ。
「家族に自分の映画を見せる恥ずかしさはない。家族は他人なんで」と力強い。
父親である金子修介監督は本作に対してこんなコメントを寄せている「いろいろな可能性を発見できる、祝祭的な作品として喋り倒せたら、楽しい旅になる」(公式より抜粋)。
今は作品が多くの人に観てもらえて嬉しいと語る金子監督。観た人から送られてくる作品へのメッセージを読むのが楽しいという。
最後に監督が熱く話してくれた。「死ぬまで映画は作り続けたい。おばあちゃんになった時の自分がどんな映画を撮るのか興味がある」。
『眠る虫』は東京のポレポレ東中野で上映中。2021年には神戸の元町映画館でも公開予定。
『眠る虫』公式サイト https://www.filmnemuru.site