コロナ禍の中国で隔離生活! その間の「隔離メシ」って何食べてる? …日本人が選んだワースト&ベスト3

沢井 メグ 沢井 メグ

また食べたい! 美味しかった中国隔離メシ・ベスト3

【第3位:豚とナスの炒めもの】

ケイスケさん「日本の町中華にもありそうな料理でした。塩系の濃い目の味付けでめちゃくちゃゴハンがすすみますね! 満足感もあって良かったです」

【第2位:鶏とピーマンのピリ辛炒め】

ケイスケさん「見た目は醤油煮みたいな色をしていて、全然赤くないのですが結構唐辛子がきいていて辛いんです。コクはオイスターソースですかね。これも白ご飯が進みます!」

【第1位:手羽元の煮込み】

ケイスケさん「これは美味しかったですね。日本の煮物にもありそうな甘辛い味付けで、お箸を入れるとホロホロッって肉が崩れるんですよ! 美味しすぎてご飯が進むどころか飯泥棒です」

隔離メシを美味しく食べるコツ

ベスト3に挙げられた料理はどれも美味しそうだ。毎日、好みの食事が選べたら隔離生活のストレスも半減することだろう。

だが残念ながら、ケイスケさんの隔離先では食事のメニューを選ぶことはできなかった。そしてメニューは1週間ごとのローテションだったという。隔離2週目はまた同じ弁当が出て来たそうだ。苦手な料理が出てきて「またコイツか……」と肩を落とす姿が目に浮かぶようである。しかし選択の余地はない。そんなとき、ケイスケさんはどう対策していたのだろうか?

ケイスケさん「何より大切なのは温かいうちに食べることです。中国の弁当は冷めたらマズくなります。美味しい料理でも劇的にマズくなるので、どんな料理でもとにかく届いたらすぐに食べるようにしました。その結果、食事の時間がどんどん早くなりましたね」

確かに中国を含む中華圏では冷菜を除くと「冷めた食事」を食べる習慣があまりない。今でこそドラマやアニメで日本の弁当文化を知る中国人も多いが、近年でさえ私(筆者)も中国人学生から「日本ではお昼の弁当を温めずに食べるなんて。ちょっと信じられない」と言われたこともあるくらいだ。

つまり中国では料理は温かいまま食べることが前提なので、「冷めても美味しいように調理する」という概念が薄いのである。ケイスケさんの「できるだけ早く食べる」という対策は理にかなっていると言えるだろう。

そして、もうひとつの対策として「インスタントのふりかけと味噌汁」が挙げられるそうだ。

ケイスケさん「コストコで大容量パックを買って持ってきました。これは大正解でした。料理のクオリティはホテルによって違います。私はマシな方でした。でもどのホテルに当たるかは入国してからでないとわからないですし、支給される食事が万人の口に合うとも限りません。中国に免疫がある方は別だと思いますが、私は中国の隔離にふりかけと味噌汁は必須だと思います」

そんな隔離生活の食事を振り返り「いい経験になった」と話すケイスケさん。何でも前向きに考えられるメンタルがあれば、口に合わない料理が出てきても乗り切れるのかもしれない。

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