「日本にこんな場所あるんだ…」息を飲むほど美しい、彼岸花の絨毯の写真 SNSで賞賛の嵐

宮崎 優子 宮崎 優子

毎年秋のお彼岸の時期になると花を咲かせる彼岸花。とても繊細で特徴的な形をした秋を代表する花として親しまれる一方、死を連想させる不吉な花としても知られていますが、そんな彼岸花をとらえた美しすぎる写真が話題となっています。

「奈良県でとんでもなく美しい彼岸花の絨毯が撮れたので見てほしい。」というコメントと共にツイッターにアップされたこちらの写真。あたり一面、彼岸花が咲き誇り、赤く染まった雲と相まってまるでこの世のものとは思えないくらい幻想的な雰囲気が広がっています。

こちらの写真を投稿したRyogo Urataさん(@Ryogo_Urata)は京都在住の大学生で、全国の美しい風景を撮影するのが趣味だそうです。とても趣味のレベルとは思えない、思わず息を飲むほど美しい写真に、「震えるくらいキレーなんすけど」「言葉にならない程の感動」「日本にこんな場所あるんだ…」「奈良に長くいるのに、こんなに綺麗な世界があるなんて知らなかったなー」などリプ欄には絶賛コメントがあふれ、2.6万リツイートと12.8万いいねがつきました。

Ryogo Urataさんにこの写真を撮られた経緯をうかがいました。

──この写真は奈良県のどこで撮られたものですか?

奈良県御所(ごせ)市にある「九品寺(くほんじ)」というお寺になります。九品寺は以前から彼岸花の名所として知られていて、お寺の駐車場から少し北に歩いたところにコスモス畑があり、近くに彼岸花が群生しています。今回はその場所から撮影しました。

──今回なぜここで彼岸花を撮ろうと思われたのですか?

撮影したのは10月6日だったのですが、この日は近畿地方一帯が朝から快晴予報で、どこかで朝日とヒガンバナを絡めて撮影したいと考えていました。

10月に入ると既に見頃を過ぎているスポットが多いなか、九品寺は比較的開花が遅く、まだ見頃の状態が続いているということでここに決めました。

──なるほど。しかしこの写真は美しいだけでなく幻想的な雰囲気も醸し出していてとても素敵ですよね!何か撮り方のコツみたいなものはありますか?

日の出前後の時間に行ったのですが、雲が朝焼けでいい感じに赤く染まっていたので、空が広く入るよう広角レンズを使用して撮影しました。

──ちなみにUrataさんは現在大学生とのことですが、やはり大学では芸術系の勉強をされているのでしょうか?

いえいえ、写真は完全に趣味として楽しんでいるので、大学では全く関係のない情報学系の研究を行なっています(笑)。

 

──趣味でこんな写真が撮れるなんてすごいですね。カメラを始めたきっかけは?

元は写真を趣味にしていた祖父の影響が大きいです。小さい頃から祖父の家に行くとカメラや写真がたくさん飾ってあり、実際に撮影に連れて行ってもらったりもして、自然と自分も興味を持つようになりました。

 

──今後撮ってみたい風景などはありますか?

国内での撮影はかなりおこなってきたので、今はコロナ禍で厳しい状況にありますが、いつか海外の自然風景や都市風景などを撮影してみたいです。

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