犬も歩けば鬼滅コラボに当たる!?鬼滅ブランドの圧倒的強さをプレスリリース量から垣間見る

黒川 裕生 黒川 裕生

ファン待望の映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が16日、ついに公開初日を迎え、1日40回以上という異例の上映態勢を組む劇場が現れるなど、早くも社会現象の様相を呈しつつある。原作漫画も記録的なヒットとなっており、すでに「週刊少年ジャンプ」での連載は終了しているにもかかわらず、「鬼滅」ブランドの勢いは一向に衰える気配がない。となると世の常として、映画に合わせたコラボ企画が今、あらゆる分野で一斉に進行中。日本最大のプレスリリースサイトから、その規模のすごさを垣間見てみよう。

月間5200万以上のPV(2020年4月)を誇り、各種企業や団体、自治体などが新商品や新企画の情報を発信するプレスリリースサイト「PR TIMES」。映画公開と前後して、鬼滅関連のリリースが配信される量も急増している。

サイト内を「鬼滅の刃」で検索してみると、644件がヒット(2020年10月16日15時)。ただ最も古いものは2017年6月で、まだ映画ともTVアニメとも無関係の情報。「無限列車編」の映画制作決定の第一報が配信されたのは2019年9月29日で、公開決定のリリースは2020年4月10日だったため、その4月10日以降に絞ってカウントし直すと、343件だった。もちろんコラボ以外の情報も多く含まれるが、映画公開を見据えて様々なリリースが矢継ぎ早に配信されていることは間違いない。

内容は服や雑貨、食品など多彩な分野でのコラボ商品をはじめ、企画展、期間限定ショップのお知らせ、人気ゲームとのコラボ企画、声優の番組出演情報など多岐にわたる。映画と直接は関係ない「キャラを演じてほしいランキング」などのリリースもあるが、一方でPR TIMESからは配信されていないコラボ玩具の情報などもあるため、もはや世の中にどれだけ鬼滅コラボが存在しているのかは把握するのが困難な状況だ。

「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は、劇場によっては初日から売り切れる回も続出。これから週末にかけてさらなる動員が予想されるとあって、コロナ禍による苦境に喘ぐ映画業界の期待も大きい。

◾️公式サイト https://kimetsu.com/anime/

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