コロナ禍で予期せず生まれた空き時間…今こそ活字になじむ、よいチャンス

ハイヒール・リンゴのつぶやき

ハイヒール・リンゴ ハイヒール・リンゴ

 withコロナは本当に大変なことばかりですが、ゆっくり本を読む時間が取れたことだけはよかったかも。例えば昨年、作家の樋口毅宏さんと弁護士の三輪記子先生ご夫妻から「今年の一押しなんです」と頂いた『つけびの村』。お二人が薦めるだけあって大変興味深く面白い展開の本で、同じ様にコロナ読書にふけった仲間と盛り上がりました。

 最近の若者は本当に本を読まないそうです。私は司馬遼太郎先生が好きで先生の『竜馬がゆく』を何度も読み返しました。でも若い竜馬好きの子が読んでいるのは漫画の『お~い!竜馬』。絵で全てを表現している漫画しか読んでないと、文章を読んで情景を思い浮かべるという作業に慣れていないから、想像力が働きにくい。その力をつける為にもこういう時間が出来たときに本を手に取れば、活字になじむよいチャンスだと思います。

 国語力というのは論理的思考力のこと。1.言いかえる力(「例えば」等の言葉を使い抽象・具体の関係を整理する力)2.くらべる力(ものごとを比較、検討する力)3.たどる力(因果関係を整理説明する力)とも言われています。国語って一夜漬けは効力ないし教えようがない。まず活字を読むことだと思うんです。

 人間は1秒に平均10字を読み、約1分で読める500~700字の記事が最も読まれやすいそうです。読みやすいのは1段落が60字までで、1つの文章に句読点が3つ以上あったら読みにくいんだとか。というのも文字を読んで認識し、それを軽く記憶するという2つのことがうまく絡み合うのが個人差はありますが60字までなんだそうです。

 それを知ってから、なるべく私も短い文章を心掛けています。1分以内に読めないと、サクっと内容が入ってこない。インスタなどで文章を書く人も、参考にしてくださいね。

 そして、実は私も1日からユーチューブをはじめました!(チャンネル名「リンゴのブカツ」)“国語力”じゃないけど、画面で文字を使うときは、読みやすさを心掛けたいと思っています。毎週土曜日アップですので、こちらも是非ご覧くださいね。

▽チャンネル名:リンゴのブカツ
配信時期:毎週土曜日
URL:https://www.youtube.com/channel/UCBTF9TXbyFkdNKUoe6QuKrg

まいどなの求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース