清水ミチコ、還暦でYouTubeデビュー 実験の場として活用「個人が発信しても許されるジャンル」

石井 隼人 石井 隼人
還暦でYouTubeデビューした清水ミチコ(撮影・石井隼人)
還暦でYouTubeデビューした清水ミチコ(撮影・石井隼人)

新型コロナウイルス感染拡大防止のための自粛期間中に新しいことを始めた人は多い。芸能界ではYouTubeデビューが盛んだ。今年で芸能生活37年というベテランタレントの清水ミチコ(60)もその一人。

「清水ミチコのシミチコチャンネル」の記念すべき第1回目の投稿動画は小池百合子東京都知事のモノマネとタイムリーだが、その後は“タオル族の長老”“都会と田舎のおばさんの違い”などマイペースかつブレなく更新を続けている。長年テレビを活動フィールドの中心にしてきた清水はYouTubeをどのように捉えているのか。

7月時点でチャンネル登録者数は6万人超とまずまずの数字。「今までライブでしか流していなかった映像を他に送り出さずに芸能生活を終えるのはもったいないと常々思っていました。自粛期間を使ってその映像をアップしつつ、合間に自分の最近の小ネタを出す。いざやってみて思ったのは、みんなモノマネが好きなんだなということ。扮装してモノマネをしている動画の再生率は高いし、声だけのモノマネ動画に対しては“姿も見たい!”というコメントを頂く事もある」とダイレクトに反応が返ってくるのが新鮮だ。

テレビで長年活動するベテランタレントの中には「YouTubeはテレビの敵」と迎合を拒む向きもあるが「私はYouTubeに対して抵抗はないというか、YouTubeは個人が発信しても許されるジャンルだと思っています。テレビの場合はオチのないような話をすると“なにこの変な人”みたいな空気になってしまうので、何を話してどう立ち振る舞うか責任重大。でもYouTubeはもっと無責任でいい」と個人発信ならではの面白がり方があるという。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース