ちなみに、「塩素」。これは『しお』の『素(もと)』ですよね。この漢字をあてた江戸時代の宇田川榕菴先生のセンスは抜群です。『塩(しお)』は塩素とナトリウムから出来ているので、確かに「塩の素」です。
さて、オゾンガスもコロナの殺菌に使用されています。オゾンも酸化力が非常に高いです。オゾンは酸素三つから出来ているものですが、どんな漢字をあてているのか調べました。「三酸素」です。そのままやん。面白くなかったですね。酸化の対となる語が、「還元」です。これは元に戻るんですよ。酸化鉄から酸素を取って、元に戻して鉄を作るのが還元です。
繰り返しますが、漢字わかりやすいです。オノマトペでは分からないんです…という言い訳をしたいために、つらつらと化学に関連する漢字の話を書いてしまいました。さて、電池です。これは「電気」が「溜まっている」ですね。もう良いですか。最後に、電池では「酸化力の大きいものと還元力の大きいものが正義」となります。この話はまたどこかで。