子供の名付けは、親にとって人生の一大イベントです。夫婦で悩みながらも一緒に名前を考える時間は、家族の絆を深める貴重なひととき。子供への最初の贈り物として、大切に選びたいものですよね。
そんな子供の名付けを考えるときに、ある一人の女性が「夫の新たな一面を見てしまった!」という話が届きました。
待望の我が子!干支にちなんだ名づけを提案したら…
R子さん(30代・主婦)は年内の出産を予定している妊婦。夫のF男さん(30代・飲食店勤務)と一緒に、生まれてくる男の子の名前を考えていました。
あれがいい、いやこれもいい…そんな悩ましく楽しい時間を過ごしていた時、R子さんはふとひらめきました。それは彼女の父親の名前。彼の干支である「馬」が入ってることを思い出し「干支にちなんだ名前もいいよね!」と夫に提案しました。しかし、それを聞いた夫の反応は、R子さんにとって予想外ものでした…。
今年の干支ってなんだっけ…?
一瞬の間があり、それから口を開いた夫。「今年の干支ってなんだっけ…?」と言葉を続けます。R子さんがそれを聞いて「え、忘れたの?辰年だよ」と答えると、夫は「まあ、干支って年末年始しか意識しないからなぁ」とヘラヘラ笑い始めました。
そうか…?私は言われたら答えられるけど、まあ干支に興味がなかったらそうなるかな?人それぞれなんだな…。R子さんはそんな考えが頭を巡ったそうです。
それから、興味本位で夫に「F男の干支ってなんだっけ?」と聞いてみると…
さらにビックリな発言が!!
「俺はヤギだよ!」自信ありげに答えた夫。
…ヤギいたっけ!?驚きのあまり、一瞬目の前に宇宙が広がってしまったR子さん。
「よくよく聞いてみたら、星座の山羊座と混同していたようです。干支は未(ひつじ)年でした。ヤギとひつじ、見た目がちょっと近いから、惜しい!!ってなりましたね」と笑いながら語ったR子さん。
実際、干支のルーツである中国で「羊」という字はひつじとヤギ両方を指すので、「ひつじ年」にはヤギとひつじ両方の飾りが並ぶこともあるそうです。これもすごい偶然ですね。
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自分が常識だと思っていたことも、相手が全く知らない場合だってある。
「星座にも干支にもあまり興味がない人だと、あやふやになってしまっても仕方ないのかもしれませんね」と夫の新たに見えた一面を理解したR子さん。
それからは、夫も「名前が生まれ年にちなんでいるのも、いいかもね。響きもいいし」と納得してくれ、〈龍〉の一字を入れた名前を候補としてあげてくれたそうです。
干支を知らない人は、意外と多い
年末年始にかけて意識するけど、それ以外の日にはそんなに気にならない「干支」。その認知度は、高齢であるほど高いといいます。
Netflix配信ドラマ「地面師たち」の作中、地主の本人確認のシーンで「干支」を聞くくだりがあることをご存じでしょうか。なぜ干支を確認するのか?それには理由があって、高齢の売主だと「生年月日・年齢」を間違えて言うこともあるのですが「干支」だけは間違えないからだそうです。
対して、マイナビ学生の窓口が2016年12月 大学生男女401人を対象に行ったアンケートによると、約3割の学生が「十二支を言える自信がない」と回答していることがわかりました。
干支を知らない・自信がないという人は、もしかしたらR子さんご夫妻のように、いつか認識の違いでビックリされる事態に遭ってしまうかもしれません。年末年始の機会に、ちょっと覚えてみたほうがいいかもしれませんね。
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【出典】
▽マイナビ学生の窓口 来年は何年? 実は十二支を全部言える自信がない学生は約3割