「五+六+七=一八」
小学校の校区内に立てかけられた“コロナ標語”がSNS上で話題になっている。
「すごい公式だ。看板の手作り感も好き!」
「これを考えた子供………売れっ子ライター予備軍かもネ」
「やっぱり子供の脳って凄いや」
と、この算数標語が絶賛されていた。
手作り看板の標語にはこうルビがふられている。「コロナはイヤ」。看板を作った沖縄県うるま市立宮森小学校に電話取材すると、意外な事実がわかった。
標語を考えたのは生徒ではなく、同校で特別支援学級を担当している石原純平先生。新型コロナウイルスで休校が続くなか4月下旬、教頭先生から先生たちへ「休校中、子どもたちが見て、楽しく前向きになれる、そして学校に行きたいと思えるような立て看板を作ろう」と提案があった。
そして先生や職員たちが知恵を絞って標語を考え、手作り看板を作った。看板は全部で6つ。そのうちの1つが石原先生の作った前述の標語だった。それ以外にも子どもたちを励ます看板が校区内に立てかけられている。
「我が家は 笑顔の感染源」
「働くみなさんへ ありがとう」
「世界をすくおう 我が家から」
「これまできたえたがまん玉 コロナなんて いちコロだっ!」
「コロナ休 自分磨きの大チャンス」
「早く子どもたちの笑顔が見たいですね」と話す石原先生。休校中は生徒たちへの課題を保護者に学校まで取りに来てもらっていた。家庭での子どもたちの様子を聞くとともに、一人ひとりにメッセージを書いた手紙を手渡していた。
宮森小学校は21日から学校再開を予定している。