「もし、コロナにかかったら?」実際に感染した人が教えてくれた詳細な記録、伝えたいこと

太田 浩子 太田 浩子

コロナの入院費用について

 自宅に戻ったあとに、病院にいた9日間の検査と入院費の請求書が送られてきます。(ホテル療養の費用は、東京都が借り上げているため公費でまかなわれます)

 「病院からは『入院費は公費負担になるはずなので、食事代だけ(数千円)請求行くかもしれません』としか言われなかったし、(保険証の)掲示も求められませんでした」というわけで、10割負担の55万超えの請求書でした(保険証の掲示で約17万になります)。「病院も緊急で今回の対応に当たっており、説明に齟齬があったことは仕方なかったことだと思います」と高橋さん。

 請求書は受け取りましたが、政府の緊急対応策で「感染した入院患者の医療費は、公費により負担する」と決まっていますので、入院費用については国が負担してくれます。ですが、いったん支払ってから返金される流れのようです。請求書が送られてくるかどうかは病院にもよるようで、高橋さんは約17万円の一時立て替えをしなくてすむかと、高額療養費制度について、現在確認中です。

高橋さんが伝えたいこと

 高橋さんは、退所後に自宅待機の指示はなかったそうですが、会社は14日まで休むことになっているので実質自宅待機。

 職種はリモートワークなどができず、毎日長時間かけて通勤していたので、コロナに感染してしまうかもという自覚もあり、相当気をつけていたそう。

 「俺もアルコールで手洗いとか、うがいとか、マスクとか、3月頭からクラブ行かないとか対策してたけどコロナにかかった 感染防ぐのには家を出ないしかない 知ってる人にはそういう感染症だってことを実感持って欲しくて、批判されるのは承知でかかったこと公表した ステイホームしかない」

 「ほんとに外で誰がかかってるかわからん
食料買いに行く時以外は外に出ないことが大事ってのを今一度伝えたい」としています。

 また、「医師、看護師はじめ医療従事者の方々は全力で治療にあたってくださってる 頭が本当に上がらない」とも。

 最後に「刻々と状況が変化していくなかで、自粛や経済面、感染の不安など、さまざまな理由により、コロナにかかるかどうかに関わらず大きなストレスを千差万別の方が抱えています。
 今回の件でさまざまな意見が見かけられるようになりましたが、まずは一息ついてストレスを自らコントロールすること、発散すること、そして他者を責めることなく、むしろ他者のストレス緩和に寄り添えるようになることが、今の世で必要なことであると感じました」と思いを語ってくれました。

 ◇ ◇

 感染者が増えても、身近にかかった人がいないという人は多いのではないでしょうか。そのため、コロナに感染したらどうなるのかよくわからず、よけいに不安に感じられると思います。感染してしまったときに同じパターンにはならないにしても、今回の高橋さんのツイートはとても参考になるものだったのではないでしょうか。

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