「待って…かわいすぎて…私…辛い…!」
悶絶する飼い主さんのコメントとともに、ツイッターに投稿された写真が、話題です。それは、脱皮中のニシアフリカトカゲモドキのレアショット。私は生まれて初めてこの生物を見たのですが…脱いだ皮から顔を出し、こちらを見つめる真ん丸お目目…ちょっと何コレ、かわいいじゃないですか!!
ツイートしたのは、飼い主のりっちょ(@o00olou3uly)さん。この子はニシアフリカトカゲモドキの「ニシアフたん」で7歳ぐらいとか。その名の通り、西アフリカ地域に住むヤモリの仲間で、愛くるしい姿から近年、ペットとしても人気が高まっているといい、今月2日に投稿された件のツイートは8.5万件のリツイートと、37万もの「いいね」が!リプ欄には「かわいい」「フィギュア欲しい!」などのコメントが寄せられています。
―こんな姿はよく見られるんですか?
「いいえ、こんな風にフードや着ぐるみをかぶったように皮が全て浮いたような状態で見かけることは、ほぼほぼ無いんです!普段は頭の方から剥いたり、手の皮は口で引っ張ってちぎったりしながら脱ぐ上、破いたのをもぐもぐと食べていってしまうので…」
―脱皮するのって事前に分かるんですか?
「脱皮自体はジワジワと数日かけて色合いがくすんで来て、ご飯を食べなくなったりして、最終的には体が全体的に白っぽい感じになってきたな…と思ったら始まりますが、ニシアフはいざ剥け始めるといつの間にか脱皮が終わっているといった感じで…。なのでこの状態なのも珍しいし、脱皮中に遭遇するのも毎回ではないです」
―大人しいんですね。
「ニシアフは穏やかな性格ですが、基本的に爬虫類は、脱皮中はあまり触れない方がいいので普段は触りません。ただ、この子はそういうのを気にしないマイペースな子で、状況もとても珍しかったので色々加味して、手の上でそっと写真を数枚撮らせてもらって、すぐに飼育ケースに戻しました。この5時間後ぐらいには脱皮完了していましたね」
実はりっちょさんはこの子以外にも80匹ぐらいニシアフリカトカゲモドキを飼育中で繁殖もしているとか。「元々爬虫類好きでカメなども飼っていたのですが、爬虫類イベントでニシアフを見て一目ぼれでした!」と振り返り、 「ずんぐりむっくりな体型で手足が短くお腹ぷっくりな幼児体型で、触り心地はとても柔らかくプニプニ。動きもそんなに素早くなく、手に取っても、もそもそ動いたりじっとしたりしてくれて扱いやすいのも魅力」と語り、「可愛いお顔も癒し系なところもキャラクターっぽくて可愛いです」とメロメロです。
今回話題になったことについて「ニシアフの可愛さが1人でも多くの人に伝わったなら嬉しい」とりっちょさん。「色々と大変な時期の中うちの子が少しでも癒しとか元気とか笑ってもらえたりとかしてもらえたなら良かったなと思いますし、ニシアフってやっぱり魅力的な生き物なんだなと改めて思いました」と話します。
こんな姿を見ていたら沼にハマるのもうなずけますが、りっちょさん曰く「実は爬虫類は変温動物なので、全般的に温度管理が難しいんです。ニシアフはやや性質に癖があるので、初心者の方は、同じヤモリの一種で、ニシアフよりも温度変化に強かったりするヒョウモントカゲモドキ(レオパとも言われます)を飼う方が多いと思います!芸能人でも飼ってる方おられますし」と教えてくれました。
りっちょさんは他にも愛らしい写真をたくさんツイートしています。気になる方は、のぞいてみては?