コロナ対策による一斉休校で、給食に使うはずだった牛乳が余り気味に。できるだけ消費しよう!と、牛乳を煮詰めて作るチーズのような「蘇(そ)」がSNSで話題になりました。蘇は大量の牛乳を使うことができますが、焦げ付かないように吹きこぼれないように鍋の前につきっきりで約2時間と少々ハードルが高い…そんななか、tsunekawa(@tsunekawa_)さんがリキュールを使って簡単に作れる「大人の無限杏仁豆腐」のレシピをツイートしたところ1.9万リツイート、8.4万のいいね!がつきました。
用意する材料はアマレットリキュール(杏仁のお酒)と牛乳、寒天、砂糖と超シンプル。実際に作ってみましたが所要時間は約10分(かたまるまでの時間は除く)。完成品はアルコールの入ったまさに杏仁豆腐の味で、食べ過ぎ注意のおいしさです。tsunekawaさんは「冷凍庫でシャーベット状にしてもうまい」「サイダーに浸して食べてもしゅわしゅわして最高」とさらに魅力的な食べ方を紹介しています。また、未成年はリキュールの代わりにアマレットシロップで作るとよいそうですよ。
リプ欄には「おいしそう、たべたい」「なんと⁉︎ 作らねば!」「レシピ、頂きます!」「やります!やります!大好き杏仁豆腐!」「アマレット、ボトルも味も好きでお気に入りだったんですが、こんな使い方もあるとは!無限に食えそう」と感謝の声が集まっています。旅するクリームソーダ職人でファッションデザイナーでもあり、写真家という多彩な顔を持つtsunekawaさんに聞きました。
──大人の杏仁豆腐はどのようにして思いつかれたのですか?
コロナの影響で牛乳が余ってしまっていると聞いて、誰もが作れるようなレシピを公開して消費につながればいいなと考えました。手軽にスーパーで手に入るような食材でかつ、日々の疲れを癒すようなものがいいと、お酒×杏仁豆腐を思いつきました。
──キラキラゼリーの牛乳消費レシピも載せていますね。こちらも寒天が使われています。
もうひとつのレシピは、自分が普段作っている淡色のクリームソーダから着想を得てつくりました。寒天は、不定期営業している「旅する喫茶」のクリームソーダやパフェなどによく使っている材料です。
──クリームソーダ職人として活躍するtsunekawaさんは、レシピ本『空色のクリームソーダRecipe』を出版し、日本各地のさまざまな場所で、クリームソーダやカレーを提供する「旅する喫茶」を期間限定で営業されています。tsunekawaさんにとってクリームソーダの魅力とは?
小さいころに飲んだクリームソーダの感動や記憶を、作るたびに思い出させてくれるところです。
特別感のあるキラキラゼリーの牛乳消費レシピは、休校中のお子さんと作るのもおすすめですよ。