「授業についていけない…」その原因は「目」にあるかも? 間違い探し絵本やボール遊びで楽しくトレーニングを

西村 猛 西村 猛

 

目のコントロール力を高めるのに効果的な遊び

 それでは、遊びの中で、目のコントロール力を上げるために効果的な遊びを2つご紹介します。これらの遊びは、子ども自身も「楽しみながら学べる」ため、飽きることなく実践練習ができます。

1.  間違い探しや見つけ出す絵本

 上下や左右の絵を見比べて、間違いを見つけ出す、という活動は目を良く使う活動です。お子さんの年齢に合わせて、簡単な間違い探しの絵本からはじめてみましょう。

 また、見つけ出すという本もオススメです。小さなお子さんなら、ミッケがオススメです。年長さんや小学生では、ウォーリーを探せなどがよいでしょう。

2.キャッチボールやボール蹴り

 動いているボールを受け取ったり、蹴ったりするためには、目でしっかりとボールを追うことが必要です。キャッチボールやボール蹴りは、体のトレーニングであると同時に、目をコントロールする力を養うことにおいても、効果的な遊びといえます。

 まずは、大人と対面してまっすぐにボールを投げたり、蹴ったり、受け取ったりという練習から行います。それが上達してくれば、今度はお子さんから少し離れた位置(お子さんが移動しないとキャッチできない辺り)に投げてあげる(蹴ってあげる)ようにしてみましょう。ボールの速さなどはお子さんの年齢や能力に合わせて、調整してください。

まとめ
・目をうまくコントロールすることは、小学校以降の学習に好影響を与えます。
・目のコントロール力の弱さは、手先の不器用さの原因にもなり、整った字を書くなど学習面においても影響を及ぼします。
・間違い探しの絵本や、キャッチボール、サッカーなどの遊びを通して学ばせていくといった方法は「楽しみながら目のコントロール力を高める」ことができるのでオススメです。

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