関西人としては、東京メトロがあるなら、大阪メトロも作って欲しいところ…。というわけで制作予定はないのか尋ねてみると、実は、非売品ですが、もう既に大阪メトロ版はあるのだとか!
大阪メトロに確認すると、その正体は、2018年4月1日の開業セレモニーに合わせて配られた記念品で8色のミニサイズ版。色は当然、東京メトロと同じく路線のカラー…かと思いきや、ニュートラム(南港ポートタウン線)に投入された新型の200系の車体に使われている8色なのだとか。大阪メトロの「顔」ともいえる御堂筋線は…というと、箱の側面に、新型30000系の1、2両目と9、10両目の側面が、ちゃーんと描かれていました。
ちなみにこの幻の大阪メトロ版は5000個限定で制作。開業イベントの後も同社が開く子ども向けイベントなどで配っており、まだ若干の在庫もあるとか。ただ、商品化の予定は「いまのところありません」(大阪メトロ)だそうです。
ちなみに、サクラクレパスといえば、今や代名詞でもあるクレパスの絵柄を使ったライセンス商品が次々と登場。JR西日本のキオスクでも人気の土産物といい、企業からの問い合わせも急増しているといいます。「パッケージ自体が知財なのでデザインの変更が原則できないなど難しい面もありますが、多くの方に親しみを持って頂けていることが嬉しく、採用面でも『文房具にとどまらずいろんな展開ができる』と可能性を感じて志望してくれる学生が出てきました」(橋本章男・大阪特販課担当部長)と声を弾ませます。
変わらぬ「本質」と、それをアレンジし、新しいものを作り出していくしなやかさ。それこそが来年で創業100周年を迎える老舗の力なのかもしれません。