脳が混乱する「赤うどん」 広島で食べてきた カープ応援で地元企業が開発

黒川 裕生 黒川 裕生

 先日、出張で広島を訪れる機会があった。よっしゃ、うまいお好み焼きでも食うてきてけつかろ、とほくそ笑んでいたところ、出掛ける直前になって上司に呼び出された。

 「広島には赤いうどんがある。理由は…わかるよな?では食べてきてくれたまえ」

 数日後、私はJR広島駅にある「驛麺屋」の券売機の前にいた。

 ぶっかけうどん、ざるそばなどと並んで、確かに「がんばれカープ 赤うどん」と書かれたボタンが。麺が真っ赤なうどんの写真もプリントされている。

 なんておいし(くなさ)そうなんだ!

 こんなうどんではなく、私はお好み焼きを食べたい。410円の赤うどんを選ぶ指が怒りと悲しさで小刻みに震えた。

 店は立ち食い形式。すぐに出てきた赤うどんの実物をしばし見つめる。赤い。口に入れる。うまい。かつおのだしが効いていて、うまい。そう、味は普通のうどんと全く変わらないのである。その分、「赤い麺」という視覚情報が大変なノイズになっており、一瞬、脳が「コレハ、タベモノデハ、ナイ……アレレ?オイシイヨ!!!」と軽い混乱状態に陥ってしまう。他の人はどういうテンションで食べてるんだろう、と周囲の様子をこっそり窺ったが、どうも赤うどんを食べているのは私だけのようで…?

 後日、驛麺屋を運営する広島駅弁当株式会社の鉄道部長大林敦さんに電話取材を申し込んだ。

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