先日、とある芸人が「ネット速報→ネットニュース→ネット番組→地上波→新聞など文字媒体…の順番で正確性が上がる」と言っていましたが、順位が低いからといって正確でなくてもいいわけじゃない。ニュース媒体も増えているし、ちゃんと自分で調べて自分の言葉で記事を書く記者と、テレビを見ながら出演者のコメントを書き表現する一般のライターが同じ扱いをされるのもネットの世界の怖さです。
私はずっとネットの匿名性には原則反対の立場です。一度ネットに書き込まれた内容や情報は「デジタルタトゥー」になり完全に削除するのが難しいといわれてきましたが、それも最近では痕跡を消す方法が専門家によって行われるようになっています。検閲や統制にならない事は当然ですが、ネットの法制化は急ぐべきではないでしょうか。
ニュースも「何だ、そうじゃなかったのか」ではすみません。記事化するときは必ず元になった資料や記事をたどれるように文責も記すなど、正確に伝える配慮をすべき時が来ていると思います。