小泉進次郎環境相「セクシー」発言報道に潜む「切り取りニュース」の怖さ

ハイヒール・リンゴのつぶやき

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 国連の気候変動に関する会合に出席した小泉進次郎環境相が、記者会見で「セクシー」と発言したニュースが物議を呼びました。海外通信社の記事を各社が後追いし、「恥ずかしい」とか「無知をさらけ出した」と炎上した後、全容が報じられ、実は他の出席者の発言を引用したものだということが明らかに。一体何だったんだ…という思いですが、これって一部を切り取って報じる「切り取りニュース」の弊害の最たるものではないでしょうか。

 先日、ネット配信番組に呼んで頂いた時に聞いたのですが、ネットニュースの原稿を書いている人が、「ネットニュースは正直、正確さより速さ」と明かしていました。他の記者をおさえて載ればいくら、外部サイトに採用されればプラスいくらいくら、と報酬も変わるんだとか。

 つまり、多少内容とは違っていても「クールでセクシーな」タイトルにすることが大事。でも、それに必死になって、誰かの発言の一部が切り取られ報じられる事はすごく怖いことではないでしょうか?

 私も経験がありますが、発言の主が「そんな表現ではなかった」「そんなトーンでは話していない」と反論しても、なかなか流れは変わらない。ネットニュースも動画も、やっぱりニュースとして配信するなら誰が書いたか「文責」をはっきりさせるべきだし、もし間違ったことを書いたなら、今後その人の記事は当面採用しないなどペナルティーが科されても良いと思います。

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