痴漢対策で「男性専用車両」があっても良いのでは

ハイヒール・リンゴのつぶやき

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 満員電車などの痴漢対策に開発された専用のハンコ「迷惑行為防止スタンプ」が、発売30分で完売したと話題を呼んでいます。それだけ悩んでいる人も多いということですし、私も「いいアイデア!」とめいにプレゼントしようとしたんですが売り切れで。でも、男性からは「絶対、冤罪(えんざい)が起きる」という懸念が強いようです。

 とある芸人は昔、電鉄会社に勤めていたことがあって、満員電車に乗る人を電車に押し込む仕事をしていた時に、押されすぎた乗客があばら骨を骨折する事故がおこったそう。そう聞くとやっぱり東京の満員電車の混み具合は大阪の比じゃない。そんな中だから、痴漢被害を受けても、それを言えずに泣き寝入りをしている子も多いんだと思います。許しがたい事です。

 ただ、そんな状況下で触っている人に確実にハンコを押せるのかな?というと、少し疑問も感じます。間違えればとんでもない冤罪を生んでしまうし、警察でそのハンコの跡をどこまで証拠として採用してくれるのかまだ分からない。それなのに、お値段が1個2500円(税別)というのは、普通の女子高校生や若いOLさんが買うには、少しハードルが高いんじゃないかな、と。メーカーが強調するように「抑止力」にはなるとは思いますが、もう少し使いやすく、お安く改良してくれるとうれしいのですが。

 冤罪といえば、私の周囲の男性陣も「どこで痴漢と間違われるか分からない」と、満員電車に乗るときには両手を上にあげて、携帯も一切見ないという人が多いんです。もし間違われたら仕事も家族も失ってしまうかもしれない。「痴漢を絶対無くそうと思うなら『男性専用車両』を作って!」とは男性側の切実な訴えだと思います。

 性別で車両を分けるなんて、なんだか時代に逆行しているようですが、言われてみればラッシュアワーだけとかなら「男性専用車両」があっても良いのでは。もちろん痴漢をする事が悪いのですが、性癖というのはなかなか治らない。ならば、そのシチュエーション自体を作らなければ良いのでは。通勤客の割合は男性の方が多いから専用車を作っていないのかもしれませんが、お互いが安心して乗れるなら、それが一番いいと思うのは私だけでしょうか。

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