復興五輪で福島県産の食材が採用されるか 選手村の食卓に上がる基準のGAP認証とは

北村 泰介 北村 泰介

 選手村のメニュー選定について、大会組織委員会の担当者は当サイトの取材に「IОCのメニュー承認が11月。そこから一気に決まるということはない」と年内から来年にかけて少しずつ決まっていくことを示唆。さらに「決まったからといって、大々的に発表をするものではない」とした。

 その中で、選手村のメニュー選定は進められている。「東京2020大会選手村メニューアドバイザリー委員会」はアスリート、料理関係者らで構成され、シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんも委員として名を連ねる。同委員会の「考慮が必要となる点」では、日本の食文化の発信、東京都産食材や各地の地域特産物の活用などのほか、「復興の発信」も掲げられ、福島発の食材を後押しするかもしれない。

 武田さんは「食材を作っている農家の方の努力の結晶が選手村を支える力になっている。安全性を確保された食材を福島が出せれば。世界中から約2万人集まる選手たちに『東京の選手村はメシが最高だったね』と語り継いでいただければうれしいです」と期待を込めた。

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