若い女性に人気なのは、ここコリアタウンでもやはりタピオカ店。続いてハットグと呼ばれるチーズドッグ店。それともうひとつが100円から200円で買えるファスト化粧品だ。
「それと最近では韓国風の唐揚げもはやっていますね。ピリッと辛くてなかなかおいしい。チキンとビールで”チメ”というんですが、はやると一度にみんなやるのがこの商店街のいいところでもあり、悪いところでもあります」とハンさんは苦笑い。
再び、通りに出て歩いてみたが、8割から9割が日本人。そのうち6、7割が女性だった。「この界隈はかつて朝鮮市場と呼ばれ、いろんな歴史が積み重なっていまがある。いいときもあれば悪いときもあった。喜ばれることはどんどん取り入れたいのでまた韓流スターの卵たちの練り歩きを復活させるつもりです」とハンさんは言う。
一方、賑わいは東京のコリアタウン新大久保も同じ。東京に住む韓国通の女性に聞くと「政治経済に興味のない10代、20代のK-POPファンが訪れている印象です。韓国は国家プロジェクトとしてK-POPを世界に広めていて、わたしも含め、南米やヨーロッパからK-POPアイドルへの憧れをきっかけに留学している人がいました。K-POPがあるからコリアタウンは安泰では」と話していた。