ブルガリ、ロレックス勤務→老舗酒造の蔵人 イタリア人男性、偶然に導かれて日本酒の世界へ

創業1718年 福井の酒蔵「三宅彦右衛門酒造」

吉田 綾子 吉田 綾子

ーー日本酒造りに携わろうと思ったきっかけは?

「これは全くの偶然なんです。オペラ歌手である日本人の妻と出会い、イタリアにいる時は、ブランドショップのブルガリやロレックスで働いていました。子供が小学生になる時に、妻の実家がある福井県美浜町に移動してきて、蔵に入る前はゴルフ場で働いていたりもしていたのです。知人から、蔵人をやってみないか?と声を掛けられて、酒造りを始めて10年が経ちました」

ーー美浜町は好きですか?

「はい、好きです。でも、やはり、良い部分と良くない部分があります。良いことは、大自然に囲まれていること。美しい山と海があり、環境に恵まれていることです。良くない部分は、私はフィレンツェ出身ですので、美浜町は静かすぎてしまうのです。だから、たまに京都に遊びに行ったりしています」

ーー日本で好きな地域はどこですか?

「仙台です。大きな街ですが、きれいな山があり自然も感じられるところが好きです」

ーー今後のジョバンニさんの夢や目標はありますか?

「日本酒に関わることは確かですが、具体的には秘密です(笑) 自分がイタリア人ということで蔵のPRに貢献できていますし、これを活かして、世界へ日本酒の魅力を広めて行きたいと思っています」

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