停電が起きたら…気をつけたいスマホのバッテリー 長持ちさせるための秘訣・5つのポイント

川上 隆宏 川上 隆宏

千葉の台風被害のみならず、昨年秋に起きた北海道胆振地震でも、停電が起きた直後つながっていた携帯電話が、徐々に通じなくなるという現象が起きていました。携帯電話の基地局には停電が起きても短い時間であれば障害が起きないように、非常用電源がつけられていますが、多くは1日程度くらいしか持ちません。大規模な災害が起きた際は、電波が届いて通信サービスが動いている間に、まず安否情報を伝えておくことが大切です。携帯電話各社やNTT、Googleなどでは災害伝言板や安否情報登録サービスを行っています。自分がどのような状態でどこにいるのか、登録しておきましょう。

大規模災害時には「00000JAPAN」(ファイブゼロジャパン)という、自治体や通信各社などの無線LANが、無料で開放される取り組みもあります。Wi-Fiを探すリストから「00000JAPAN」を選択するだけで、利用できるようになります。2016年4月に発生した熊本地震で始めて運用されました。通信ネットワークが動かなくなった際にはこういったサービスを活用できます。

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なお、今回の台風には間に合わないかもしれませんが、モバイルバッテリーをぜひ購入しておきましょう。平均的なバッテリーであればスマホ3〜4回分は充電できるはずです。避難所など充電できる場所でバッテリーを満タンにしておけば、避難所に来られない家族の端末に電気を分けることもできます。

車を持った生活をされている場合は、シガープラグから充電できるようなアダプターを購入しておくのもおすすめです。

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