上西小百合の炎上騒ぎに巻き込まれた神戸の俳優 “バカ映画”の祭典に今年も参加

あの人~ネクストステージ

黒川 裕生 黒川 裕生

17年には、「インドのマサラムービーのような短編映画を作りたい」と考え、「なんとなくマサラムービーに出てそうな顔をしている」というよくわからない理由で、当時衆議院議員だった上西小百合に出演をオファー。よくわからないがOKの返事があり、撮影時間として40分をもらえたという。

その2年前に本会議を欠席して温泉旅行に出掛けていたことなどが判明し、既に維新を除名されて無所属で活動していた上西。その後もTwitterなどで度々炎上騒動を起こしており、この映画出演の件も格好の“餌食”になった。

「ワイドショーとかで映画撮影時の上西さんの映像が使われるんですけど、彼女の隣にはいつも、上半身にモザイクをかけられた僕が映っているんですよ。上西さんの映画出演はネットニュースにもなって、コメント欄には僕に対するものも含めて批判が殺到しました。怖かったです」。そ、それはいわゆる“自業自得”というやつなのでは…?

そんな水野さんも来年で不惑である。今までやめずに続けてこられたのは「この仕事が好きだし、何より現場が楽しいから」と語る。「2日間寝ずに80分のVシネを2本撮る、というしんどい経験もしたけど、映画祭で会った人たちとひたすら映画の話をするのはやっぱりたまらないものがある。東京で一緒にやっていた人たちが今も頑張っているのを見て、刺激をもらうこともあります」

俳優の小手伸也が40歳を過ぎてからNHK大河ドラマ「真田丸」や月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」に出演して遅咲きのブレイクを果たし、「シンデレラおじさん」として名を馳せたのは記憶に新しい。奇しくも小手と同様、コールセンターと俳優の二足の草鞋を履く水野さんも「小手さんには親近感を感じざるを得ない」と笑う。

10月には、存続問題を抱える神戸電鉄粟生線を題材にした映画にも参加する予定で、今後も地元で俳優を続けていくという。最後に一応フォローしておくと、実際に会って話した上西は「結構いい人だった」らしい。

「鉄ドン」の上映会は9月29日、東京・九段下の「ワイルドファイア・スタジオ」で13時、17時の2回。http://tetsudon.com/

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