2004年には、当時オリックス監督だった伊原春樹さん(70)の監督付き広報も兼務。そこから40歳を機に大手マネジメント会社「スポーツビズ」へ入ると、球界在籍22年間で優勝8回という強運とセ・パ4球団に在籍した人脈を生かし、次々と大型契約を取り付けた。
09年には会社の関西進出に合わせ、関西支社長に就任。阪神・矢野燿大監督(50)のマネジャーとしても活動していた。18年1月に現在の会社であるプロアスリートを設立したが、いまでも「39(サンキュー)矢野基金」の活動は継続している。
「夢だった甲子園に出られて、プロ野球選手にもなれた。そして、いまがあるのは膨大な人脈のおかげ。これからもプロアスリートやスポーツ選手の環境を整え、スポーツを愛する人に、そして社会に最大限貢献できる会社になりたいと思っています」
その目は透き通るほど真っすぐに前を見つめていた。