ねえ、いつまで暑いの…?凍ったペットボトルを抱きしめるレッサーパンダがいじらしい

広畑 千春 広畑 千春

 9月も半ばに差し掛かったというのに、連日30度を超える残暑に襲われている日本列島。人間でもげんなりするのに、寒い地方で暮らしていた動物たちなら…。山口県の秋吉台サファリランドのレッサーパンダ優香(ゆうか)ちゃん(3歳、メス)もそんな一頭です。先日、飼育員に渡された凍ったペットボトルを抱きしめる愛くるしい姿がSNSに投稿されるとたちまち、「ペットボトルホルダー??」「欲しい!」と見る人の心をキュンキュンさせています。

 同園の正式名称は「秋吉台自然動物公園サファリランド」。1977年に日本最大級の鍾乳洞「秋芳洞」のある秋吉台国定公園内に、日本で3番目のサファリパークとしてオープンし(ちなみに最初は宮崎県にあった宮崎サファリパーク~1986年閉園)、現在は約60種約600頭の動物を間近で見ることができます。レッサーパンダは20年ぐらい前にやってきた園のアイドル的存在で、同園生まれの優香ちゃんを含め、9頭が飼育されているそうです。以下、飼育員の田渕志保さんが教えてくれました。

 ―かわいいですね!いつも凍ったペットボトルをあげているんですか?

 「いえ、優香ちゃんは今年が初めてなんです。レッサーパンダは成獣になると単独生活をするんですが、幸いなことに当園では繁殖が進んで手狭になったので、今年展示場を新設し、優香たちも移ってきたんです。ただ、ここは木陰だけでクーラーはなくて…。レッサーパンダは元々ヒマラヤの山岳地帯に住む動物。暑さには弱いので、何とか涼んでもらおうと保冷剤や凍ったペットボトルをあげています」

 ―だから気持いいのかな?めっちゃ笑顔ですね!

 「ええ。暑いので…。暑いとパンダは笑うんです」

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