女優歴5年の堀田真由、目標は23歳になること?「社会人としての人間性を確立したい」

石井 隼人 石井 隼人
『プリズン13』に主演する堀田真由(撮影:石井隼人)
『プリズン13』に主演する堀田真由(撮影:石井隼人)

主演映画『プリズン13』(8月30日)を含めて、今年公開の映画は6本もある。NHK連続テレビ小説『わろてんか』でヒロインの妹・りんを演じて、一躍注目を集めた若手女優の堀田真由(21)。『チア☆ダン』、『3年A組-今から皆さんは、人質です-』と話題作に次々と出演し、堅調に女優生活5年目を迎えている。しかし本人には焦りがあるようで「早く23歳になりたい」と願う。その焦りの正体とは。

実際、朝ドラ出演をきっかけに仕事は増えた。「業界の方から“りんちゃんのファンになった”と言われることも多く、私の中でも『わろてんか』出演はとても大きいものでした。話題作に出演させていただく機会も増えて、20歳を過ぎてからは時間が経つのが早い気がします」と実感。

幼少期から友人と遊ぶよりも習い事に精を出していたこともあり「昔から“多忙”というものがよくわからず。スケジュール帖を黒くするのが好き。自分を追い詰めるのがいいみたいです」とワーカホリック気味が心地いい。

目標は「早く23歳になる」こと。なぜならば多くが新社会人となる年齢だからだ。「学業よりも仕事を優先している身としては、同年代が大学を卒業した段階で、しっかりと社会人としての人間性を確立していなければ!という気持ちがあります。みんなが23歳になったときに、自分はこの仕事でどこまでいけているのだろうか?とよく考える」と胸の内を明かす。芸能界という、一般的ではない特殊な道を歩んでいるという自覚と焦りが入り混じった心境だ。

理想の女性像も大人っぽさ重視。「凛とした女性には強い意志が感じられるし、自分の意志をしっかりと持っている先輩の女優さん達を見たりすると凄く尊敬する。私も “可愛い”より“クール”“カッコいい”と言われたい」とちょっとだけ背伸びする。

スタンフォード監獄実験をベースにした主演映画『プリズン13』では、初めて看守役を演じた。「刑事ものが好きなので、警棒や手錠を持ったりして嬉しかった。手錠をガチャリとはめる女性警官ってカッコいいですよね」と役を通して憧れの対象を追体験。撮影は窓のないスタジオ内で行われたが「太陽光が見えない分、時間の感覚も奪われて、役柄と同じような状況でした。撮影中の楽しみは外に出てご飯を食べる時間。その時に食べた鮭おにぎりが美味しくて、ついついジャンプしちゃいました」と21歳、まだまだ無邪気だ。

令和元年下半期もますますの活躍が期待される。「趣味を見つけたいです。海のない滋賀県出身なので、スキューバダイビングに挑戦してみたい」とアウトドア志向で「仕事で忙しくはしていたいけれど、女性としても素敵な大人になっていきたい。インプットの時間として休日をどれだけ有効活用できるか。プライベートも楽しく充実させていきたい」と吸収の年になりそうだ。

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