業者に聞いた 夏にレンジフード掃除をプロに頼むべきワケ

広畑 千春 広畑 千春

 さらに、その時期に合わせて行いたいのが、エアコンの掃除です。意外な落とし穴が「お掃除機能付き」の商品。「実は、お掃除ユニットの裏側にはかなりの汚れが。アルミのフィンや風を送るファンの部分を中心に埃がたまり、カビが生えていることも」といい、「機能があるからと安心しないで、むしろ積極的に掃除を」と訴えます。ただ、「効きが悪くなったな」と感じたり、臭が気になるようになったりしたときは、掃除のサイン。季節に関係なく、頼む方がいいそうです。

 「日本では昔から、『家の掃除=女性の仕事』とされ、『家をキレイにできないのは女性として失格』と恥に感じたり、プロに頼むことに罪悪感を感じたりする主婦の方も少なくありません」と金城さん。「でも、実際は子育ても近所づきあいも旦那さんの世話もあり、さらに仕事を持つ女性も増えています。手が回らないのは当たり前だし、レンジフードやエアコンなどはむしろ頼む方が安全。手近なところは自分でして、普段できないところはプロに―と、『二刀流』で考えてみてはいかがでしょう」と言います。

 確かに費用もかかりますが、「1日100円ずつ貯金をして、年1回頼む」というご家庭もあるそうです。一度に全部とはいかなくても、お風呂場は年1回、エアコンやレンジフードは2~3年に1回など、定期的にプロの手を入れることで汚れはぐんと減るのだとか。やっぱり、キレイな家は気持ちが良いもの。プロとの両輪を目指し、家族で「お掃除貯金」を始めるのも一手かもしれませんね。

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