「自由研究」のネタ探しへGO!「見る、さわる、体験する」京都鉄道博物館

 藤谷さんのもう一つのおすすめは「鉄道に関わる仕事」という視点。同館では“モノ”の展示に終わらず、安全に電車を走らせるために必要な裏方の仕事も紹介している。保線係員が線路点検で使用する軌道自転車に乗れるコーナーが常設されており、さまざまな仕事にふれる「鉄道おしごと体験」も土日祝日を中心に開催。このような催しに参加し、体験リポートをまとめてみるのもいいだろう。

 総務企画課の上田和季さんは「車両のデザインについて、今と昔の比較をしてみるのもよいのでは」と耳打ちしてくれた。普段乗っている電車と、同館に展示してある昔の電車はどこが違うのか。色、デザイン、素材、窓、車内の機能などを表にして対比させると面白い。今の子どもたちなら、昔の車両に扇風機や灰皿が設置されているのを見て驚くかもしれない。それらがなくなった理由や、車体の色や素材が変化した経緯などを探っていけば、より深みのある研究になりそうだ。

 ここに挙げたのはほんの一例で、電車が動く仕組みや鉄道の歴史、遮断機や信号、橋の構造など、博物館には自由研究のネタがいくらでもある。お盆休みに、悩めるお子さんと楽しみながらネタ探しをしてみてはいかがだろうか。利用案内やイベント情報は「京都鉄道博物館」ホームページで確認を。

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