東急ハンズに大量の「ありがとう」 視覚過敏の高校生からの「グリーンノート扱って」に激速対応

佐藤 利幸 佐藤 利幸

  このお願いツイートからわずか4日後に販売することを決定した東急ハンズの広報担当に対応の速さについて聞いた。

  ―素早い対応でしたね

  「白い紙だと目が痛くなってしまい使いづらいという視覚過敏の方の該当ツイートを弊社文具バイヤーが発見し、すぐにお取扱いができるように動きました。弊社ツイッター担当(@TokyuHands)も該当ツイートに気づき、文具バイヤーに相談。すでに商品導入に動いていたため、詳細を確認し、元ツイートの方にお知らせをいたしました。同じようなお悩みの方へも多く情報をお届けできるように、販売開始のツイートを行いました」

  ―普段から消費者のニーズに耳を傾けているのですか

  「常にアンテナをはり、情報がキャッチできるようにしています」

  販売開始のツイートを投稿した後も、カラーノートの種類、価格、販売店舗を詳しくつぶやいた。(店舗により取扱いが異なり、品切れの可能性もある)

 また、この東急ハンズのほかにも、ロフト、ナカバヤシ、コクヨなど、そうそうたる企業も敏速な対応を行った。ひとつのつぶやきがいろいろな企業を動かすことになったが、そのきっかけを作った高校生の、ふ〜ふさん(@fu_fu_zatta)は「大変ありがたいことだと思っています。このノートが使いやすい人も多いようなので、みんなが助かるのはよかったなと」と感謝した。さらに「簡単に要望や感想が伝わるというのは、良くない面もあるかもしれませんが使いみちによるものだな、と思います」とSNSの良さを改めて実感していた。

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