ゆかりのふりかけ3姉妹が、今度は万年筆のインクに!? 「感慨深いな」「パッケージも可愛い」「濃淡がキレイ」

太田 浩子 太田 浩子

 ごはんと相性抜群のふりかけ「ゆかり」「あかり」「かおり」が、万年筆のインクになったとSNSに投稿されて、「何だろう、感慨深いな」「ひろしは…??」「かわいいーーー」「ふりかけのゆかり。の、インクですって。思わず買ってしまいました!」「絶対いい色じゃん...」と反響を呼んでいます。

「あの、有名なふりかけが、万年筆インクになりました〜!!✨
...すみません、、中の人はゆかりしか存じ上げておりませんでした...」

ツイートしたのは、文具専門店「うさぎや岡山店(@usagiya_okayama)」です。添えられた画像には、ふりかけデザインそのままのインクボトルが写っています。インクのカラーは、「ゆかり」はおなじみの紫色、ピリ辛たらこの「あかり」はオレンジ、青じその「かおり」は爽やかなグリーンで、万年筆のインクらしいキレイな濃淡が楽しめます。同店の担当者さんに詳しいお話を聞きました。

──ふりかけのインクを見たときは、どんなご感想を?

 純粋に面白いなと思いました。パッケージもあの幼い頃より慣れ親しんだふりかけと一緒で、色味も実物に近づけてあるので、再現度が高いなと感じました。ゆかりのふりかけが好きだったこともあり、入荷して実物を見たときはテンションが上がりました。

──店頭ではどんな反応ですか?

 お客様からは「可愛い」や「面白い」というお声をいただきます。スタッフにも好評です。

──ゆかりしか知らなかったと、ツイートされていました。

 ツイッターで、「ひろし」や「うめこ」など、「3姉妹」以外にもフレーバーがあることを教えていただき「何人いるの!?」と更にびっくりしました。ゆかり以外にもふりかけの味があると知ることができ、良かったです。個人的にあかりが気になりましたので、スーパーに行って購入してみました。美味しかったです。

 ◇ ◇

 数年前からSNSで「インク沼」のハッシュタグが賑わうなど、万年筆で文字やイラストを描くことが注目されています。ふりかけインクに、さっそくネットでは「遊び心がある」「色味もきれい」と反響があり、発売後すぐに売り切れて「おかわり!」をした店舗もあるようです。

 インクの元になったふりかけを製造・販売する三島食品(広島市中区)に聞きました。

──ふりかけが、なぜ万年筆のインクになったのでしょうか?

 商品企画と卸販売されている広島のフォーデック様から、弊社ブランドとインクとのコラボレーションによる商品開発のご相談をいただき、ご承諾し商品化されました。インク製造はセーラー万年筆様です。

──ふりかけカラーのインクにどのようなご感想を?

 自社商品パッケージの色調を忠実に再現していただけました。また、使い方によっては、濃淡が表現でき驚きました。

──なぜ「ゆかり」「あかり」「かおり」になったのですか? 「ひろしもお願いします」という声が多くありました。

 現時点では、ほかのふりかけのお話は出ていません。なぜ3色になったかと申しますと、最初に擬人化したのが、ゆかり・かおり・あかりであり、販売実績と認知度が高いことから企画会社が選択されました。

──「ゆかり」は1970年、「かおり」は1984年、「あかり」は2010年生まれですね。ふりかけとしての知名度も高いですが、これまで名前も注目されてきました。

 自社商品が擬人化した話題からインク、エコバッグ、Tシャツ、靴下など、非食品でのコラボ案件が増えてきており、少しでも世の中に明るい話題として広まっているのであればうれしく思います。また、コラボレーションのご相談をいただけていることにも感謝しています。

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■今夏、文具専門店「うさぎや」と岡山髙島屋のコラボで、岡山初の大型文具イベント「文具ラボ」が開催されます(期間:2023年7月27日〜8月1日)。会場には限定品や最新トレンドグッズがそろい、ワークショップも開催される予定。ご興味のある方は「【公式】文具専門店うさぎや(@8989usagiya)」をチェックしてください。

■三島食品 公式オンラインストア(「ゆかり」のポチ袋やTシャツなどのグッズもあります) https://www.mishimashop.jp

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