そもそもコンピューターは、プログラミング言語と呼ばれる特殊な英単語や記号を代数に置き換え、その指示によって動く。プログラミングを学ぶことで、同時に論理的思考力や創造力、生きる上でも必要な問題解決能力を自然と身につけることができる。ワオラボではプログラミングの習得だけではなく、自ら学んでいける人材の育成を目指している。
教室内には3Dプリンターもあり、これらを使って自分が思い描いたロボットをつくることもできる。プログラミングすることでモーターを動かしたり、LEDを光らせたり、音を出したり…また自立型サッカーロボットをつくって、仲間と競い合ったり、大会に出場して腕を試すこともできる。
「プログラミングは自分が“こうしよう”と思ったことを形にできるので楽しい」と声を合わせたのは、ドクターコースに所属する高1の名コンビ。神戸、和歌山と別々の高校に通う2人はサッカーロボット全国大会出場経験があり、11月の地区予選に向けてレベルアップを図っている。
将来の夢を聞くと1人は「車関係の仕事につきたい」と言い、もう1人は「スポーツが好きなのでロボットで野球チームをつくれたらいいですね」。聞けば阪神ファン。もしかしたらチームを強くするプログラミングをつくってくれるかもしれない。