舞台挨拶連続100日超!でも目立ちたくない! 「カメ止め」出演の曽我さんに聞く

黒川 裕生 黒川 裕生

 「メインキャストの12人をはじめ、カメ止めが代名詞的な作品になっている人たちがいる中に、ちょい役の自分が割って入っているような感覚があって、申し訳ないという思いが常にありました」

 「自分と同じくらいしか出ていない俳優もたくさんいる。なんであいつだけ、と妬まれても仕方がない。でも、みんな絶対にそんなことは言わないんです。カメ止めのメンバーは本当に清々しい人たちばかり。だからこそ、あんな奇跡のような作品が生まれたのかもしれません。作品を信じてよかったと、今、心から思います」

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 さて、現在元町映画館で上映中の「ハリウッド大作戦!」。実は本作で、曽我さんの出演時間は大幅に増えている。「(舞台挨拶の)ご褒美だと受け止めています。ただ、前回は1分くらいしか出ておらず、キャラ立ちもしていない。チームワークを乱さないよう気を使いました」と曽我さん。最初のシーンで、舞台挨拶で着続けていたカメ止めTシャツを着用したのは、自身のアイデアだという。「僕の活動を知ってくれているファンは、にやりとしてくれたはず」

 日本の映画史に大きな足跡を残したカメ止めへの出演を「宝くじが当たったような感覚。本当にすごいことが起きた」と曽我さんは振り返る。「自分は芝居で注目されたわけではない。カメ止め現象の渦中にいたことを思い出にするのではなく、次の活動につなげていきたい」と話し、今後は勢いのあるインディーズ映画を紹介するインターネット動画も始めるという。

 2日夜の舞台挨拶には、曽我さんのほか、同じく出演者の吉田美紀さん、どんぐり(竹原芳子)さんも駆けつけた。「カメ止めに出て、みんな人生が変わった」「奇跡のような出来事だった」という話に深く頷く曽我さん。終了後も3人は劇場ロビーで観客全員にサインし、記念撮影にも応じていた。

 曽我さんは言う。

 「舞台挨拶をし続けることで、自分の意識も大きく変わった。自分から積極的に動いていかないと、何も変わらない。カメラもこの勢いも、絶対に止めません!!!」(まいどなニュース・黒川裕生)

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