「背中をなでると、小さくゴロゴロと喉を鳴らすのも可愛いと思いました」
ところが、トライアル中にルナくんが脱走してしまった。
「いつでも帰ってこられるように、窓を全部開けて帰りを待ちました。ワンハート大阪にも連絡したのですが、自分で入ってくるのを待つように言われました。道にルナの臭いがついた猫砂を撒いたりして、約20時間後に帰ってきました」
「自分の家はここだ」と思ったのだろうか。それでも、しばらくは相変わらずケージに引きこもりがちだったという。家族に優しく見守られるうちに、少しずつ心を開いていったルナくん。まるで脱走事件などなかったかのように、ブランちゃんとも仲良くなり、すっかり平松家の一員になっている。