短い間だったけど会えてよかった…子猫は今も飼い主の記憶の中に

渡辺 陽 渡辺 陽

庭で野良猫が産んだ4匹の子猫

 大阪で保護猫の預かりボランディアをしている人が、1年間ほど実家を空き家にしていたら、春先、庭にやってきた猫が4匹の子猫を産んでいた。生後3週間ほどの乳飲み子だった。しかし、既に7匹の猫を預かっていたので、「これ以上猫を増やすな」と家族に釘を刺されたという。

 さらに、近所からは、「これ以上野良猫が増えては困る、保健所に連れていけばいい」と非難をされていた。猫ボランティアに向けられる近所の眼差しは、必ずしも好意的とは限らない。どんなに気を遣っても肩身の狭い思いをしていることがある。

犬好きだったが、猫に夢中に

 同じく大阪に住む平松さんは、一家で個人TNRボランティアをしているほどの大の猫好き。もともと、ずっと犬を飼っていて、いまもフレンチブルドッグを飼っている。しかし、ワンハート大阪から1匹目の保護猫、ブランくんを譲り受けてからは、すっかり猫に夢中になった。 

 ちなみにTNRとは、地域猫を捕獲(trap)、避妊手術(neuter)を施し、元の場所に戻す(return)活動の略。手術の際に猫の耳の先を少しカットし、処置済みを示す印とすることが多い。

 日中、TNRした猫が庭にエサを食べに来たり、日向ぼっこをしたりしにくる光景が日常になっている。

 平松さんは、2匹目の保護猫を譲り受けようと思い、ブログを見て選んだ2匹の猫を自宅に連れてきてもらった。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース