父の日に「お疲れサバ」 究極のサバ缶と西日本最古のワイナリーのコラボがすごい

広畑 千春 広畑 千春

 「弊社は大阪を中心に、企業の広告やWeb制作を行っているのですが、3年ほど前、創立20周年記念に『他にないこだわりの逸品を』と考えていた際、全体統括の上司が『アバランチだからサバランチなんてどう?』と言ったのがきっかけでした。年がら年中ダジャレを言ってる上司なので、最初はピンと来なかったんですが、後でジワジワきて…」

 -でも、作るのは大変だったのでは?

 「ええ。全く未知の世界でしたし、そもそも記念品なのでロット数が少なく、元が取れないとして缶詰加工会社数十社に断られました。最終的に京都の缶詰加工会社が引き受けてくださったんですが、次は味。当時はまだ洋風のサバ缶は少なかった上、製造工程で高温高圧で加熱するので味わいが変わってしまう。料理の味を再現してくれる『味覚アドバイザー』と一緒に、3~4カ月、仕事そっちのけで100回以上試食を重ねました」

 -ちょっとうらやましいですが…それでこの3種に?

 「いえ、最初はトリプルミックスペッパーとチリ&ガーリックの2種類でした。どちらも甲乙つけがたくて、それなら2種類作っちゃえ!と。すると取引先から『売らへんの?』とお声がけ頂き、事業化が決定しました。2種より3種の方が収まりがいいし、お酒を飲まない方やリピートの方にも新しい驚きを届けたいと、全く違うカレー味にしたんです」

 -ちなみにNo.38ですが、まさか…。

 「ええ!『38(サバ)』です! 今回の1周年記念セットも、『38+1(1周年・プラス1アイテム)=39』で『39(サンキュー)』です! 作ったときは1周年のことまで考えてなかったんですけど、ぴったり過ぎてこれで行くしかない!と。だから、37以下の番号はありません」

 「さらに、通常は缶の外装は白なんですが、1周年は『お疲れサバ』『お姫サバ』など製造工程やサバにかけた38種のイラストを描かせて頂きました」

 -サバじゃなかったら、何になってたんですか?

 「広告を企画しているので、塗り薬の『(企画が)オモシロクナール』とか…」

 -サバ缶にして、良かったですね!

(まいどなニュース・広畑千春)

「鯖の頂きNo.38」各1200円(税別)、ギフトボックス「No.39(ナンバー・サンキュー)」税・送料込み1万3800円(380セット限定)。父の日に合わせ、6月6日までオンラインショップ(http://www.no-38.com/)での購入者向けに、手書きメッセージや記念写真が添えられるサービスや、6月2、9日には大阪市内で購入者対象のフォトイベントも開く。

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