コントラバスを持って新幹線に→車掌から素敵なメモが…「僕は恋に落ちました」

黒川 裕生 黒川 裕生

 「普段スポットの当たりにくい楽器運搬の話題、気遣いのある仕事ぶりの温かさに注目が集まったのはとても嬉しいです。特に大きな楽器を使う方は、なるべく人に迷惑をかけないように運んでいると思うので、応援してくれる人や気にかけてくれる人がこんなにいるとわかったことは、励みになったのではないでしょうか」

 「いわゆる“炎上”ではない、日常のちょっとしたことがこの勢いで拡散されたことにも驚きましたし、ほっとしました。300以上のリプライの中で、批判的な意見は3つほどで、主に『大きいものをデッキに置いたら邪魔だろう』という内容でした」

 -18日現在、RT数は6万7千以上。もしかして、車掌さん本人にも届いたのでは。

 「今のところ、本人から何か連絡があったということはないです。そして僕はそれを求めていません。Tweetには「#届け」と書きましたが、目にしていただけたら嬉しいなという思いです。これだけの反響になってしまうと、その後が気になる人も出てくると思うのですが、アフターストーリーは僕の中だけで留めておこうと思っています。もしかしたら、また新幹線を利用するときにバッタリ、なんてこともあるかもしれませんね」

 -ちなみに、新幹線にコントラバスを持ち込むことはよくあるのでしょうか。

 「不定期です。年に数回あるかないか、という程度です」

 -ちょっと意地悪な質問ですが、何回か利用するうちに、どの駅でどちらのドアが開くかを覚えてしまうということはないのでしょうか。

 「以前、同じように車掌さんに確認したときに、左右どちらが開くかは乗る電車によって変わるので注意するよう教えていただきました。ですので、毎回確認が必須です」

 -今回の「騒動」を振り返って。

 「車掌さんへは改めて感謝を伝えたいです。もしかしたら、あなたにとって当たり前のことなのかもしれませんが、僕はすごく元気が出ましたし、大きな安心感を覚えました!僕も演奏活動を通して世の中に元気を与えていきたいなと思います。そして、ちょっとした騒ぎになったことはごめんなさい」

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