最新の“関西版”ミシュランガイド 京都に10年連続の三つ星店、鳥取も対象地域に

山本 智行 山本 智行
発刊10年目を迎えた“関西版”ミシュランガイド©MICHELIN
発刊10年目を迎えた“関西版”ミシュランガイド©MICHELIN

 同じく二つ星の日本料理「みつき」(鳥取市)の店主・光井祐樹さん(37)は「鳥取のおいしい水と食材を使った普通のコース料理」と謙遜したが、オープンしたのは13年。わずか5年間でのランクインは注目に値する。

 一方、全体では三つ星が昨年から1店減の計11店とシビアな一面も。それでも「菊乃井 本店」(京都市東山区)、「吉兆 嵐山本店」(京都市右京区)、「瓢亭」(京都市左京区)の3店が10年連続で三つ星に選出。「菊乃井 本店」の主人・村田吉弘さん(66)は「大変光栄です。和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたことで関心が高まり、日本食の店が2・4倍に増えた。インバウンド客が増え、街が潤うのはいいこと」と話した。

 なお、我々のような“庶民向け”となる「価格以上の満足感が得られる料理」ビブグルマン部門で新規掲載された店は、京都・大阪ともに24軒。特に“食い倒れの街”大阪はバラエティー豊かでピザ、スパイスカレー、穴子料理、押し寿司専門店などが選ばれた。なかでも個人的には「ピッツェリア・ダ・ティグレ」と「北浜あなごや」をプッシュしておきたい。

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