動物用コンタクト、角膜に潰瘍ができた愛犬が装着…そのお値段は

渡辺 陽 渡辺 陽

 コンタクトレンズを使う主な目的は3つ。

・点眼薬が瞳のところに長い時間留まるようにするため

・角膜に少し圧を加えることで、上皮と実質層がくっつきやすくするため

・痛みを和らげるため

なんだそうです。ちなみに、視力矯正はできません。

高価だけど、経過は順調

 動物用コンタクトレンズは、人のコンタクトレンズのように洗う必要はないので管理は楽なのですが、眼球の形に合わないとすぐに取れてしまうこともあるそうです。ルーくんの場合は一週間経ったいまもちゃんと入っています。万が一、取れてしまった時は、すぐに気がついたらコンタクトレンズ用の液体に浸して持ってくるようにと言われました。着脱は、獣医さんしかできないのです。

 ちなみに、1枚1万円、両眼で2万円でした。処置料や検査費用、薬剤費など、合計9万円ほど。動物用健康保険を使っても8万円くらいしました。

 1週間後、経過観察のために診察してもらいましたが、順調とのこと。まだ、視界がかすんで焦点が合いにくいため散歩がしにくいのですが、ルーくんの場合は、眼をこすったり、かきむしったりすることはありません。

 犬だけでなく、猫の場合も病気の治療を目的に医療用コンタクトレンズが発売されていて、メニワン以外のブランドもあるそうです。眼の調子が悪いとうっとうしくてQOL(生活の質)が下がってしまいます。愛するペットのために、こうした医薬品が発売されるのは嬉しいことですね。

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