ツイッターで“自殺ライブ”投稿者は身元不明の焼死者か…愛知県警は捜査中

北村 泰介 北村 泰介
ツイッターでの“自殺ライブ”は本当なのだろうか…(Aliaksandr Marko/stock.adobe.com)
ツイッターでの“自殺ライブ”は本当なのだろうか…(Aliaksandr Marko/stock.adobe.com)

 愛知県警の広報担当は「16日の午前4時2分に認知されています。これは発生時間ではなく、認知された時間です」と説明。時間の経過的にはツイートでの実況と合致する。発見された遺体は損傷が激しく、「性別、年齢とも不明」とされていたが、同県警は「解剖の結果、男性と判明しました。年齢は20~40歳と推定されます」とし、身元不明の状況は変わらないという。

 ネット上では、投稿者が2年前にツイートした画像の車と、テレビニュースの現場で映った車のナンバーや車種が一致するとして、同一人物とみる声が多い。愛知県警は「身元確認を続けており、事件と事故の両面で捜査しています」とし、ツイートとの関連性については関知していない。

 だが、ネット上では「自殺ライブ」を実行して死に至ったという前提で大きな反響が起きている。最後の投稿「右耳聞こえなくなってきた気持ちいい」には約3万9000件の「いいね」と1万6000件のリツイートがあった。コメントには「ご冥福をお祈りします」という追悼メッセージが続く中、「いいねボタンを押してる人が理解できない(中略)自殺を止めるべきなのに…所詮は他人事なのか…」という正論がある一方、「勇気がある」「うらやましい」と“ヒーロー視”するコメントもあった。

 真偽はまだ定かではないが、ツイートは事実。心の叫びを誰かに伝えたいという思いは時代を超えてある。一方、自殺予告が気になった人はリツイートで拡散する以前に、本人にメッセージを送るとか、運営会社に報告するといった行動を考えてもいいのではないかという声もあった。

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