サウナーの最終兵器「テントサウナ」とは 20日には全国一斉にイベントも

黒川 裕生 黒川 裕生

 テントの大きさは180センチ四方で、高さも180センチほど。見た目は普通のテントだが、生地が耐火性で分厚く、薪ストーブの煙突が通る穴があるのが特徴だ。同温泉はテント内にベンチを置いて一度に3~4人が座れるようにするほか、1人用の浴槽を水風呂としてテント横に設置。水風呂は源泉かけ流し仕様にするという。

 ちなみにイベントの開催場所は、なんと屋根の上。店長の阿部大さんは「とにかく遊ぼうというのが湊山温泉のコンセプト。楽しいところに人は寄ってくるんです」と話すが、そういう問題ではないと思う。

 実際にストーブで薪を燃やすと、確かにテントの中は見る見るサウナ状態に。(かなり)狭いこと以外、熱さの点では店のサウナと比べても遜色ない。「すぐ80度くらいまで上がるし、思った以上にサウナなので僕らも驚いています」と語る阿部さんたちは、ストーブの上で専用の石を焼いてアロマオイルをかけ、ロウリュにも挑戦するという。

 20日のイベントはもう受け付けを終了したが、同温泉はこのテントサウナを営業に活用していく腹積もりだ。阿部さんは「数百年の歴史と図抜けた泉質だけでも最高の温泉なのに、サウナまで導入してしまったら、もうとんでもない人気店になってしまう」とそわそわしている。

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