世界最長の橋がマカオ-香港で開通 なんと全長55キロ!

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昨年11月、マカオ観光局の会見で港珠澳大橋の全容が説明された
昨年11月、マカオ観光局の会見で港珠澳大橋の全容が説明された

 マカオ観光局関係者は「ポルトガルの海外領だったマカオは東洋と西洋の融合、統合型リゾートと世界遺産といった、対照的な文化が同居する空間。カジノだけでなく老若男女あらゆる人々が楽しめる娯楽が充実している」と、年々進化を続ける都市の魅力を力説する。これまでは香港からの日帰り渡航先というイメージも強かったが、「橋の開通やリゾート開発によって長期滞在する新しい旅パターンが増えてくる」と、新たなルート開拓に期待を寄せている。

 現在のところ、橋の通行を許可されているのはシャトルバスなどライセンス所有車のみで、シャトルバスはピーク時は5分置きに出発。混雑もなく、海上を突っ走る爽快感が味わえる。中国からの観光客は橋を渡ることを一つのアトラクションととらえ、香港経由でマカオ入りする人が増えているという。

 同観光局によると、これまで日本人観光客は香港からフェリーで訪れることが多く、全33万人のうち、75%は香港からフェリーでマカオ入りしていた。滞在時間も日帰りなど短期が主流。橋の開通によって移動時間が短縮されると、マカオ滞在時間が増え、街の魅力をより多く味わえる。日本-マカオ間の直行便・マカオ航空などでマカオ入りし、橋を渡って香港に日帰り滞在する“逆ルート”も増えそうだ。

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