日本からの人気旅行先、マカオは2019年に特別行政区発足20周年を迎えた。世界トップレベルのIR(統合型カジノリゾート)、ショッピング、中国とポルトガルの文化融合など、さまざまな顔を持つアジアリゾートは今、最先端のスピードで進化を続ける。
昨年10月、香港-マカオを経て中国広東省珠海を結ぶ世界最長の橋「港珠澳大橋(こうじゅおうおおはし)」が開通した。海底トンネルや人工島などを含め全長55キロの長い橋は24時間通行が可能。これまで香港からマカオへのルートはフェリーが主流で、手続きから到着まで3~4時間。橋を使えば香港-マカオ双方のイミグレーション施設間を最短30分で結び、手続きやバス乗り換えを含め90~100分で移動できるようになった。