お釣りの1円玉が…74年前発行の10銭硬貨!?「よくぞ今まで流通」とSNSで話題に

川上 隆宏 川上 隆宏
お釣りに10銭硬貨を見つけた驚きをつぶやいた「てん」さんのツイート
お釣りに10銭硬貨を見つけた驚きをつぶやいた「てん」さんのツイート

 お買い物でもらったお釣りの小銭を、あまり確かめずに財布に入れてしまうこと、ありませんか。そんなお釣りの中に、今は使うことができない「10銭硬貨」が混じっていたというお話がツイッターで話題になっています。昭和20年と74年前に発行された硬貨といい、人の手を渡り歩いてきた硬貨に思いをはせる投稿をしたところ、リプライ欄はみんなが持っている古銭の披露自慢大会に…。世の中こんなにいっぱい古いお金ってあったのですね!?

 投稿したのは、「てん」(@ten19901026)さん。発見した10銭硬貨の写真とともに、「コンビニのお釣りとして返ってきたんやけれども、そうかお前は銀行に入金もされず、終戦の年から約74年、現在まで手渡しのレジで流通し続け、生き延びて長い旅路を経てきたのか。何やら軽い硬貨なのに、重く感じる。」と投稿。24日午前の段階で、300件近い返信に3万3000件を超すリツイート、11万件以上の「いいね」がつきました。

 写真によると、硬貨には桜の花とともに「日本政府」「10」「昭和20年」の文字が刻まれ、その裏の面には菊花紋に稲穂、そして「十銭」の文字が記されています。ツイッターのリプライ欄に寄せられた情報によると、1945年から46年にかけて発行された10銭のアルミ硬貨のようです。直径22ミリで、重さは1グラム。現在の1円硬貨は直径20ミリ、重さ1グラムなので、大変よく似ています。

 10銭といえば、1円の10分の1の価値。現在は1円未満の貨幣は使うことができないとのこと。思わず「損をしてしまいましたね…」と声をかけたくなる気持ちになりますが、74年前の硬貨がどこを流通して、自分のところまでたどり着いてきたのか、ドラマのような出来事に多くの人たちが反応。リプライ欄にはそれぞれの人が持っていた様々な古銭の画像と、まつわる思い出が寄せられています。

 投稿した「てん」さんにお話をお聞きすることができました。

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