兄は人気俳優…挑戦を続ける老舗蔵元の社長 “ぶっちゃけキャラ”がSNSでも話題

四代目蔵元の佐々木晃社長。3匹の看板ネコは佐々木酒造のグッズにもなっている
四代目蔵元の佐々木晃社長。3匹の看板ネコは佐々木酒造のグッズにもなっている

 販売先の業態を広げることにも尽力し、近年では輸入食品やコーヒーを扱うチェーン店「カルディコーヒーファーム」での全国販売も実現させた。慣例にとらわれることなく柔軟な発想で、幅広い層に訴求している。

 実は、社長は三男で、酒蔵を継ぐ予定はなかったのだが、継ぐはずだった兄(次男)が、突然「俳優になる」と言って出ていってしまった。その兄とは、今やドラマや映画で引っ張りだこの俳優・佐々木蔵之介(50)だ。

 このような経緯も軽いタッチで書かれている同社の公式ホームページや、そこでの社長の“ぶっちゃけキャラ”ぶりが面白いとSNS上でもたびたび話題になっている。会社概要の従業員数の項目には「29名(ネコ含む)」とあり、「ネコは何匹いるのか」という推測まで飛び交った。社長に確かめたところ、酒造りのシーズンオフに蔵に入り込んだネコが出産し、そのうち3匹が「佐々木酒造の看板ネコ」となったという。

 同社は蔵見学を行っていないが、代わりに販売店を併設。京都市内の観光ついでに立ち寄ってみてはいかがだろうか。ちなみに「刀剣乱舞」とのコラボ商品は12月2日まで北野天満宮内(絵馬所)で販売中だ。

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