今年はインフルエンザ患者が減る?画期的な新薬発売

ドクター備忘録

松本 浩彦 松本 浩彦
塩野義製薬が発売したインフルエンザの治療薬「ゾフルーザ」(提供・共同通信社)
塩野義製薬が発売したインフルエンザの治療薬「ゾフルーザ」(提供・共同通信社)

 ゾフルーザは今年から発売された薬ですので、実際の臨床現場でどれだけ効果があるかは未知数ですが、カタログ通りなら、まだ治りきっていないまま外に出て、ウイルスをまき散らす人も減るでしょうし、家庭内感染も減ると思います。とすれば、今冬はインフルエンザの患者数自体が減ることも期待できるのです。

 インフルエンザの治療は時間との戦いです。少しでも早く治療を始めれば、それだけ楽に、早く治ります。「しんどくて病院に来られなかった」は、最も避けるべきことで、私は常々「這ってでも病院に来てください」と患者さんに伝えてます。

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