あるベビー服ブランドのちょっとした工夫が、「素晴らしいアイデア」「全ての子供服に広まってほしい」などとツイッターで反響を呼んでいます。その工夫とは、名前タグ。最初からおさがりで使われることを見越して、最大3人の名前が書けるようにしてあるのです。端から順に切り取れる仕様のため、次の赤ちゃんも“先代”に気を遣うことなく着られるのがポイント。この工夫はどのように生まれたのか、ブランド「Haruulala」(福岡市)を運営する中村将人さんにうかがいました。
-名前タグが話題になっています。
「取材の連絡をいただくまで知らなかったので驚いていますが、たくさんの方に共感していただき、嬉しく思っています。これを機に、このような名前タグが世界中で広がってくれれば嬉しいです」
-この取り組みはいつから始めましたか。理由や狙いも教えてください。
「Haruulalaで販売を始めた2017年8月からです(※)」
(※)運営会社の設立は同年3月
「赤ちゃんは成長が早く、せっかく購入した服も、ほとんど着ることなくサイズアウトしてしまうことが多々あります。せっかくお洋服を作るのだから、まだ着られる服はおさがりとして引き続き使っていただきたいという思いがありました」
「同時に、たくさんのお母さんたちから、おさがりの服は名前を書くところがない、または書いてもすでに他の名前が書いてあるので見にくい、という声をもらっていたので、このタグを考えました」
-ユーザーからはどんな反応がありますか。
「とても喜んでいただいています」
-今後のブランド展開についても教えてください。
「今まで通り、赤ちゃんと赤ちゃんの未来のために、最小限の環境負荷で、最高品質のお洋服を作れるよう努力していきたいと思います。今は、縫製に必要な電気の太陽光切り替えです。年内には切り替えができるよう頑張ります」
なお、ツイッターでは「長く使えるという自信のあらわれですね」「最初の名前をうっかり一番上に書いてアチャーとなりそう」といったコメントや、「フィンランド土産でもらった服もこのタグでした」という証言も寄せられています。
▼Haruulalaは4月9日までの期間限定で、兵庫県の川西阪急にポップアップショップを出店している。https://haruulala.life/