デビル雅美は漬物処の店長に プロレスもぬか漬けも地道な努力の積み重ね

あの人~ネクストステージ

西松 宏 西松 宏
店舗に立つデビル雅美さん
店舗に立つデビル雅美さん

 引退後、故郷に戻ってスーパーで働いていたとき、「糠蔵」の経営者から「丈夫で力持ちで料理が好きな人を探している」と、同店の店長にスカウトされた。

 元々料理は得意だが、ぬか漬けを作るのは初めて。前店長から業務を引き継ぐ1ヶ月間で、ぬか床の管理の仕方などを頭と体に叩き込み、2011年、店長に就任した。

 「最初は苦労しました。漬ける野菜の下処理の仕方や漬けこむ時間などによって、漬物の旨味の出方が違ってきますし、同じ味を常に保っていくためには、毎日ぬか床をかきまぜて、ぬかの状態を確認しないといけません。奥の深い世界で、今も毎日が修行です」

 プロレスもぬか漬けづくりも、「大切なのは日々同じことを繰りかえすこと」。地道な努力の積み重ねこそが、人を惹きつける味をもたらすと吉田さんは信じている。

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