浴衣に着替えたら、いよいよあなたも安土桃山時代の人。天井が高く広々としたとした弁天通りはきらびやかな和風モダンあふれる趣きで、非日常感たっぷり。歩を進めると左手には角打ち(立ち飲み)や居酒屋やレストラン、右手には物販や写真館が見えてきます。そのまままっすぐ太鼓橋を渡って天神広場を抜けた突き当たりには『空庭天神』があり、当日の運勢も占えます。運試しのあとは、天神横のエレベーターで伍階(5階)の屋上へ。
屋上には約1000坪の広大な日本庭園と天然温泉があり、足湯でリラックスしながら園内の四季折々の花木や、迫力の大滝の様子を堪能。庭園中央の大池には池を横切る橋が架けられており、渡ることもできます。温泉は地下1000メートルから湧き出す弱アルカリ性の天然温泉「美肌の湯」をはじめとして男女ともに源泉かけ流しの露天風呂、炭酸泉、庭見風呂(庭園営業終了後のみ)、サウナ、あかすりなどを用意。好みの風呂を選び、ゆったりとくつろいだ時間が過ごせます。
風呂で温まり、庭園の景観を楽しんだ後は、参階(3階)のリクライナーエリア『お休み処』で『空庭書房』の貸し出し本をめくりつつ休むのも良し、お腹が空いていたり、岩盤浴(有料)などさらなるリラクゼーションを求める人は再び弐階(2階)へ。“食い倒れの街”大阪だけあり、安土桃山時代の調味料などを再現した創作料理や、選りすぐりの日本酒のきき酒が楽しめます。
また当館には『空庭ヒーローズ』として安土桃山時代からタイムリップしてきた設定の名医「曲直瀬道三(まなせどうさん)」など5人のキャラクターが登場予定。当館の世界観を来場者に、よりリアルに体感してもらうために演者がキャラクターになりきり、語り部として様々なアトラクションを行うそう。「今後は空中庭園の大池で忍者ショーなども行い、家族連れのお子さんたちはもちろんインバウンドのお客様にも、この時代の日本ならではと感じてもらえる娯楽を提供していきたい」と道古さんは意気込みを語ります。初年度の来園者目標は60万人。2025年開催予定の大阪・関西万博会場にも近く、大阪ベイエリアの新たな癒やしの地として内外の人気テーマパーク誕生となるか、注目したいところです。
▼入館料 大人平日2400円、土日祝2600円 小人平日1200円、土日祝1300円(消費税・入湯税別)※小人料金対象は4歳~小学生、4歳未満無料、バスタオル・館内着込み 詳細はhttps://www.solaniwa.com/fees/