実家を出てわずか6日目、両親から段ボールが届きました。開けて真っ先に目に入ったのは、筆ペンで大きく書かれた「フレーフレー」の6文字。その下には、小学生のころから食べていたお菓子が詰まっていました。
そんな出来事をつづった女性のX投稿が312万回以上表示され、話題を集めています。投稿者のほがらか ほだかさん(@quiz_hodaka)に当時の様子を聞きました。
「愛情たっぷりの宝箱が届きましたね」
投稿には「24年生きてて初めて実家出て6日目、早い気がするけどうれしい」とつづられ、紙とお菓子が入った箱の写真が添えられていました。
この投稿には、温かいコメントが数多く寄せられています。
「親御さんはきっと小さいころからのほだかさんを思い浮かべ、そのおやつを頬張る姿を思い出しながら選んだ品々だと思います」「この6日間きっと長かったと思う。『あの子これも好きだったよね』とか思いながら箱詰めされてたのかなーとか想像したら見事に涙腺崩壊」「母にしてみりゃ6週間、いや6カ月、いや6年なのやで、、」「もうこの紙一枚で泣けてしまうんよ」など、多くの人が感動した様子です。
そんな中、「大学生で一人暮らしを始め、知り合いが1人もいない中で同じように親からの仕送りの中に手紙が入っていて泣いた」「私もちょうど24歳のときに実家出て こういうことあったなーとしみじみ」など、同じような経験があるという人からのエピソードも目立ちました。
さらに、「息子の好きなお菓子とか入れるんですけど、思い出しながら選んでるんです。あれは親にとって最高な時間」といった親目線の声も届いています。
お菓子のチョイスに「しっかり見ていてくれたんだ」
ほがらか ほだかさんは、広告代理店の営業職として働く24歳。同棲を始めることになり、生まれて初めて実家を離れたそうです。荷物を送ってくれたのは父と母で、紙に文字を書いたのは母。仕事帰りに受け取った箱は想像以上に大きく、驚きながら開けると、筆ペンの文字が目に入って思わず笑ってしまったといいます。
「文章を書くことがとても得意な母の手紙に泣かされることが何度もあったのですが、今回は伝えたいことが数多くあっただろうに、『フレーフレー』に留めた部分に心を打たれました。一言でしたが、強烈な元気をもらえました」とほがらか ほだかさん。
箱に入っていた物の中で特にうれしかったのは、ビスケットの“ヨーチ”と“おさつどきっ”とのこと。「2つとも私が小学生のころからよく食べていたお菓子で、これ好きなんだよね!と伝えた記憶はありませんでしたが、しっかり見ていてくれたんだと思ってうれしくなりました」と感慨深げに振り返ります。
仕送りは半年から1年に1回くらいのイメージを持っていたため、6日という日数が早いと感じたそう。ただ、「お母さんにとって6日は6週間で6年くらいの長さに感じる」という言葉をもらい、母にとっては早くなかったのだと受け止め直したといいます。両親に開封写真を送り、「届いた!ありがとう!」と伝えると、両親からは「無事届いてよかった〜」と返信がありました。
投稿の反響については、「同じく実家を出た人や、私と同い年くらいの人の親御さんからのコメントが多く、勇気づけられました」とのこと。特に心に残ったのは「あの子、これも好きだったよねとか思いながら箱詰めしたと思うと涙腺崩壊」と「エールを真っ直ぐに受け止める主さんにも泣ける」の2つでした。
一人っ子で愛情を注がれて育った半面、それを重く感じ、素直に受け取れない時期もあったそうです。「今回もとてもうれしかったことに間違いないのですが、受け取りが面倒、使わないけど捨てにくいものまで入っていたらどうしようという、ネガティブな思いもありました」と率直に明かします。
心が軽くなったのは、贈る側だけではなく受け取る側にも目を向けたコメントに触れてからでした。素直に受け取ることも当たり前ではないと気づかされ、救われたそうです。
子どもを思い応援する親と、それを真っすぐに受け止めた娘。筆ペンで書かれた6文字のエールが、多くの人の心に届きました。