燃費はスペーシアギアがリード
1.燃費比較
・N-BOX JOY(JF5/6系)の評価は3.5
・スペーシアギア(MK04系)の評価は4.5
N-BOX JOY(JF5/6系)燃費は以下の通りだ(WLTCモード)。
【直3DOHCエンジン】
・2WD:21.3km/L
・4WD:19.3km/L
【直3DOHCターボエンジン】
・2WD:20.2km/L
・4WD:18.4km/L
スペーシアギア(MK04系)の燃費は以下の通りだ(WLTCモード)。
【直3DOHCエンジン】
・2WD:23.9km/L
・4WD:22.4km/L
【直3DOHCターボエンジン】
・2WD:21.9km/L
・4WD:19.8km/L
燃費性能は、スペーシアギアがN-BOX JOYをやや上回る結果となった。こうした結果になったのは、マイルドハイブリッドシステムの有無。スペーシアギアには、マイルドハイブリッドシステムが搭載されているが、N-BOX JOYには装備されていないからだ。
燃費に大きく影響を与える車両重量は、N-BOX JOYが、910~940kg。対してスペーシアギアは900~960kgと最も差の大きなターボ4WD車でもわずか20kg。スペーシアギアは、マイルドハイブリッドシステムを搭載していて重量増になるはずなのに、N-BOXJOYよりも軽量。これは、スズキの計量化技術の賜物だ。
コスパは、スペーシアギア優位
2.価格比較
・N-BOX JOY(JF5/6系)の評価は3.0
・スペーシアギア(MK04系)の評価は3.5
N-BOX JOYとスペーシアギアの最上級グレードの価格は下記の通り。
・N-BOX JOYターボ(FF):260万1500円
・スペーシアギアハイブリッドXZターボ(FF):203万7200円
N-BOX JOYの最上級グレードであるターボと、スペーシアギアの最上級グレードであるハイブリッドXZターボとの価格差は、なんと約56万円もある。これだけの差が付いた主な理由は、9インチ大画面ナビとETCがN-BOX JOYでは標準装備されているのに対し、スペーシアギアではオプションとなっていることだ。ただ、こうした装備分を差し引いても、N-BOX JOYはやや高価な印象となる。
N-BOX JOYターボは、Honda SENSINGを標準装備。アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付きACC)と車線維持支援システム(LKAS)なども標準装備している。
スペーシアギアは、デュアルセンサーブレーキサポートIIを核とした先進の運転支援システムを標準装備している。スペーシアギアの衝突被害軽減ブレーキであるデュアルセンサーブレーキサポートIIは、右左折時の交差点衝突回避支援に加えて、交差点内での出会い頭の衝突回避支援も行う。
さらに、高速道路などで追従走行が可能なアダプティブクルーズコントロール作動中には、カーブを認識して手前で減速するカーブ速度抑制機能や、車線変更時の補助機能なども備えている。運転支援機能の充実度では、スペーシアギアがややリードしている。
快適装備では、N-BOX JOY、スペーシアギアともに撥水加工が施されたシート表皮を採用している。
N-BOX JOYは、「ふらっとテラス」と呼ばれる、後部座席をダイブダウンするだけでリラックスした時間を過ごせる、テラスのような空間が特徴だ。また、リアシートには座面を畳めるチップアップ機能も装備している。
スペーシアギアは、リアシートの座面にマルチユースフラップを採用。オットマンモードをはじめ、レッグサポートモード、荷物ストッパーモードの3つのモードが利用でき、高いユーティリティ性が特徴だ。
また、コネクテッドサービスは、N-BOX JOY(JF5/6系)がHonda CONNECT、スペーシアギア(MK04系)がスズキコネクトを採用しており、互角といえる。しかし、年会費はN-BOX JOYが1年間無料なのに対して、スペーシアギアは3年間無料と細かな差がある。
両車ともに純正ナビゲーションの画面サイズは9インチだが、スピーカー数はN-BOX JOY(JF5/6系)が4個、スペーシアギア(MK04系)が6個と差がある。
また、車内の空気を循環させるスリムサーキュレーターはスペーシアギアのみが採用。マイルドハイブリッドシステムやステアリングヒーターも標準装備しているため、スペーシアギアのほうがややコスパは高い。
ほぼ同等の値引き額…時期・商談手法が重要
3.購入時の値引き
・N-BOX JOY(JF5/6系)の評価は3.5
・スペーシアギア(MK04系)の評価は3.5
N-BOX JOYとスペーシアギアともに、値引き額は5~15万円程度が平均的だ。ただし、何もせずに商談すれば、5万円以下の値引きになる可能性があるので注意が必要だ。
重要なのは、ライバル車同士を競合させること。N-BOX JOYが本命なら、スペーシアギアやタントファンクロスの見積もりを先に取り、商談する。ライバル車の見積もりがあることを伝え、N-BOX JOYは「とりあえず見に来た」程度のスタンスで商談したい。
あくまでN-BOX JOYが本命だと悟られないようにする。そのうえで、「支払金額は少ないほどよい」という姿勢を示し、値引きも購入条件のひとつとして商談したい。
営業マンとしては、ライバル車を抑えて受注したいという気持ちがある。その気持ちを刺激すれば、徐々に値引き額が拡大するだろう。スペーシアギアも同様の商談方法で、値引きアップを狙いたい。
現金値引きが限界にきたと感じたら、ディーラーオプションやコーティングの無料サービスなどに切り替えるのもよい。